1.我が子の食生活


私達の息子は、超低出生体重児として生まれました。

677gの小さな小さな赤ちゃんでした。

 

このため、息子の離乳食開始は通常の3か月遅れで始まりました。

通常、健常に生まれた赤ちゃんの離乳食開始は、生後5か月ごろとされています。

それに対し、息子の離乳食開始は、生後8か月ごろから始まりました。

 

離乳食はすべて手づくりしました。

化学調味料は使わず、出汁を取り、素材の味を活かした薄味を心がけました。

栄養のバランスを取るために、自然の甘さのやさしい味の野菜のポタージュを作りました。

 

お肉を食べられるようになってからはひき肉は使用せず、全て手切りで細かく挽きました。

プレーンヨーグルトや納豆などの発酵食品も積極的に摂らせました。

幸い、食品のアレルギーはありませんでしたので 、様々な食材を離乳食期に摂らせました。

 

2.松かたシャルキュトリーの想い


息子が生まれたとき、私たちの頭の中にあったのは、ただ生きていてくれればいいという想いでした。

今思い返しても、息子の身体に何の疾患も残らず、ゆっくりでも、すくすくと順調に育ったことは奇跡です。

 

もちろん、周りの環境にも救われました。

祖父母と同居している環境が、息子の情緒面での安定に大きな影響を与えていると思います。

 

発達に遅延が見られた時も、妻は都内での仕事を辞めて息子と一緒に3年間、児童発達支援センターに通いました。

そうした日々の積み重ねの上に、今の息子の姿があります。

 

では、私は父親として息子に何ができるでしょうか。

私は料理が好きです。料理を食べている人の笑顔が好きです。

大切な人のために美味しいものを作りたい、美味しいものを食べて笑顔になってほしいと思っています。

 

そうして、改めて、息子のために自分の好きな食の分野で貢献できないかと考え時です。

 

私は地域の食材をつかった創作肉料理を提供する店を開いていました。

1日1組限定の、お客様のご要望に合わせたメニューを提供する店でした。

ご家族の大切な記念日や、気の置けない仲間との集まりによくご利用いただいておりました。 

 

あるとき、店で提供していたソーセージの持ち帰り需要が高いことに気が付きました。

はじめのうちは、単純に「食品衛生法上の問題で販売はできない」と理由も聞かずにお断りしていました。

 

しかし、あまりにもみなさまが持ち帰りたいとおっしゃるので、理由をおたずねしました。

すると、「家族にも食べさせたいので販売してほしい」とおっしゃるのです。

 

店で提供していたソーセージは、豚まるまる一頭すべての肉の部位を使用して作ったもの。

生産者が手間をかけてじっくり、ゆっくり育てた「ふくよかな豚」を使っていました。

ソーセージ専用豚として育ててもらっている豚です。

この豚を一頭まるごと使うことで、甘い脂と肉自体の旨味が一体となり、複雑で立体的な味に仕上がります。

 

もともと、息子に食べさせても良いと思える、安心・安全・美味しいソーセージを作りたいと思い、開発したものです。

 

松かたシャルキュトリーの商品は、息子の健やかな成長のために何ができるかを真剣に考えた、栄養士の父がつくった商品です。